約3.9haの土地を、賃貸オフィスを主体としたA街区と住宅棟のB街区、そして広場と大きく3つに分け、都市基盤の整備と防災性の向上を目指しています。広場は単なる憩いの場ではなく、防災拠点としての働きも兼ねており、災害時には住民や賃貸オフィスの利用者が避難する場所としても活用されます。
実は、大崎・五反田といった地域ではまだ木造住宅も多く、災害時に火災が懸念されていることや緊急車両の通行できる道路を確保するのが困難といった状態です。そのため、区画道路の拡幅や新設、歩行者通路の新設なども併せて行われています。
また、JR大崎駅西口の大崎三丁目地区も同様に、防災機能が弱い地域として再開発が検討されています。
対象地域は超高層オフィスビルシンクパークタワーの北側で、地区内には約30棟の建物がありますが、うち8割は旧耐震基準となっており避難経路の確保もままなりません。そのため、大崎三丁目地区市街地再開発準備組合はこの約0.6haの土地を整備し、住宅や貸事務所・店舗、保育施設などを設ける予定です。この計画には駅南改札とシンクパークタワーをつなぐ歩行者デッキの延伸や、緑あふれる参道空間の創出も含まれており、2021年度の竣工を目途に計画が進められています。
品川区小山三丁目地内に位置する武蔵小山駅東地区は、駅を中心とした活気ある商業エリアですが、大崎・五反田と同様に木造建物が密集しています。また、住居と商業が混在していることから細分化された土地を統合しながら、防災性の向上や魅力ある地域づくりを目指して再開発が行われています。建設される物件は地上40階地下2階建て、約142mの高層ビルで、主に住居や店舗、地域のコミュニティ施設として利用されます。まちづくりの目標としては、品川区西部の中心核にふさわしい街並みや拠点性の高い地域づくり、シンボルの形成、そして回遊性を向上させた歩行者空間などが掲げられています。竣工予定は2020年1月。東京オリンピックと同様に、完成が待ち遠しいです。
東京駅周辺よりも安い不動産物件を見つけられるのも大きなポイント。
千代田区・中央区では坪単価が約11,000〜25,000円となっていますが、品川区は9,581〜14,704円と、それよりも安い不動産を探す事が可能。
例えば、千代田区で200坪を越える不動産・賃貸事務所を借りるとなると、坪単価は20,000円近くなる事も予想されるのですが、品川区なら同じ金額で250〜300坪程の不動産物件を見つける事が可能となっています。
このようにグレードの高い賃貸事務所を安く入手できるという事から、品川区で賃貸事務所の移転を検討される事が多いのです。
ですが、再開発エリアである天王洲や大崎周辺などでは、不動産の賃料が高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。そういった企業が集まるのが、再開発エリアよりも更に安い賃貸物件を見つける事が可能な、大井町・戸越銀座・荏原などの品川区南西エリアです。
上場企業は少ない場所ですが、小さな賃貸事務所や店舗を探す方に最適のエリアで、リノベーション物件や事務所可の賃貸不動産を見つける事ができます。
また、大井町や戸越銀座のような比較的リーズナブルなエリアでは、商店街や居酒屋など昔ながらの店舗が残っているのも特徴で、チェーン店とはひと味違う料理を堪能する事も可能。その為、仕事帰りの楽しみも豊富となっており、他のエリアにはない魅力も持ち合わせています。
品川区といえば、ビジネスパーソンが多い街という印象をお持ちではないでしょうか？それもそのはず、品川区は昼間の人口が夜の約1.5倍と多く、沢山の方が働きに来る場所なのです。その為、賃貸事務所も豊富な地域で、中には空室が出るとすぐに埋まってしまう不動産物件もあります。
その中でも、特に品川区らしい特徴のひとつが、女性の雇用率が高いという事。品川区は他の区と比較しても働く女性の割合が多く、キャリアウーマンが集まる街といえます。
かねてから女性のサポートを意識してきた品川区は、待機児童の割合が少ないエリアであり、 医療費助成が中学3年生まで受けられる・夜間保育の充実など、子育てしやすい環境が整っています。
また、子育て中の方に対する就職相談や女性起業家を対象としたコンテストを行うなど、女性が働きやすい環境を作る努力も絶えず行ってきました。
その結果、現在のような働く女性が集まる場所になったのです。
女性が働きやすいという事は、雇用人数も大幅に増え、活気ある企業が生まれるようになるということ。
また、こういった豊かな支援を受けられる事から、30代の若い夫婦が品川区で不動産を探す事も多く、地域全体が活性化する大きな要因となっているのです。